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大学教授に直接質問!『指輪物語』についてなんでも聞けちゃう特別講座 後編

2024/04/02
「『指輪物語』についてなんでも聞けちゃう特別講座 前編」に引き続き、放送内の質疑応答をまとめました。
放送以後に寄せられた追加の質問への回答も最後に掲載しております。

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質疑応答一覧

Q.17 指輪物語をより楽しめる書籍があればぜひ教えていただきたいです。なるべく今も新品購入できるものがありがたしです。(boarder@ソロプレイヤーさんからの質問)

A.17 「より楽しめる」がどういう意味合いかで変わりますが……。
トールキン自身が親しみルーツとなっている神話・伝説ならば、古英語の英雄詩である『ベーオウルフ』(岩波文庫)、北欧神話の『エッダ』(新潮社)、『カレワラ』(岩波文庫)などでしょうか。あと『ガウェイン卿と緑の騎士』という14世紀イギリス文学は明らかにアラゴルンとエオウィンのモチーフ……と私は思っています。
ファンタジー的にはウィリアム・モリスの異世界ファンタジー(平凡社や晶文社より刊行)も影響を与えているようです。そういったものを読むと、『指輪物語』に影響を与えたものがわかって面白いのではないでしょうか。


Q.18 私は『ウィロー』という、指輪物語のパクr……否、強く影響を受けていると思われるファンタジー映画が好きなのですが、これと同じように指輪物語のフォロワー的な映画やアニメ、文芸作品などの中で面白いものがあれば教えていただきたいです。指輪物語TRPGのシナリオを作るときに元ネタにできそうなものだと嬉しいです。(サンダーさんからの質問)

A.18 正直、ファンタジーというジャンル自体がトールキンの影響を受けて作られたもので、ファンタジーであればなんでも、と言ってもいいくらいなんですけどね(笑)。
参考になりそうなものと言えば、リン・カーターという人が1970年代に流行したトールキン的な作品を集めたのですが、リン・カーター「ファンタジーの歴史:空想世界」の巻末に、その書籍の一覧が出ています。そのうち半分くらいは翻訳されているのではないかと。


Q.19 nature of ~の記述でヌーメノールの血が濃いと髭が生えないとあったようなのですが本当でしょうか?(樽さんからの質問)

A.19 映画版ではアラゴルンは髭生えてましたね。配信時のコメントでキールダン(過去訳ではキアダン)について指摘してくださった方がいました。キールダンはテレリですが、エルフ三部族は髪の色が特徴的に異なることから考えると、種族の違いが出ているのかもしれません。西方に行くとなぜか神々の力で髭の毛根がなくなるとか考えると、いろいろ妄想がはかどります(どんな)。その場合は神々の美容意識の問題になりますが……。
真面目な話としては、髭の物語的意義というのは、実は中世文学から存在しますので(ジェフリー・チョーサーの『カンタベリ物語』などでも髭がその人物のキャラ付けと関係します)、意識的か無意識的か、トールキンの中で意義があった可能性は高いと思います。


Q.20 「One Ring」にも独自設定があると思うのですが、高橋先生が感心した設定があれば伺いたいです!(Facelessさんからの質問)

A.20 設定を読み込めておらず、配信の際にはのほほんと素人プレイヤーとして参加していたのですが、とってもトールキンらしいと思ったのは「影」と「希望」が対立項として盛り込まれているところです。たとえ自分の周囲を影が覆おうと、その向こうにある「希望」を胸に行動するのが『妖精物語について』でも描かれる彼の世界観、人生観なので。セオデンの復活やサムの決断に、何度読んでもうるうるしてしまうのは私ではないはず(と信じたい)。
※編注:「One Ring」こと『一つの指輪:指輪物語TRPG』では、登場人物を絶望させる影点と、力を奮い起こす希望点を使ったシステムが特徴となっています。


Q.21 中つ国の女性はパイプを嗜むのか、という質問をしたいんですが、記述がないから分からないんですよね
書かれた時代や世相的に女性の喫煙はあり得たのかネットでみてみました。
何となく嗜んでいてもいい気がします。(とととさんからの質問)

A.21 メタ的には、トールキンの時代・環境からすると、煙草をたしなむ女性は「新しい女性」でしょうから彼自身は好まなかったと思いますが、中つ国では(特に「いかれた」ブランディバック家周辺では)呑んでたのではないでしょうかね。


Q.22 褐色国について
・「指輪物語TRPG」の舞台である第三紀2960年当時、サルバドは廃墟と化しているわけですが、褐色国人の(著名な)集落はそれ以外にもあるのでしょうか?
・ソーリン・オーケンシールドはどのあたりに身を寄せていて、どんな暮らしをしていたのでしょう?
・褐色国の人の暮らしぶり、生活様式や文化がよくわからないのですが、どんなものでしょうか?
またそのあたり何かよい資料がありましたらお教えいただけると幸いです。(ほりびさんからの質問)

A.22 調べたんですが、正直よくわかりません(笑)。東のローハンと活発な交易があったと書いてありますし、広いのでサルバド以外にも集落はあったと思いますが描写がないので。
北のエレギオンから逃れたエルフとモリアから逃れたドワーフがそれぞれ暮らしていたかもしれませんが、そこにエリアドールの人間がどのように関わっていたかなどはわかりません。ブリー村との交流はあったはずなんですが……。
それぞれの種族の文化を持ち、交易によって他種族の文化も取り入れていた部分があったかと考えられますが、記述がないのでゲームで使うならかなり自由に設定できると思います。たとえばギムリとレゴラス以外にも仲の良いドワーフとエルフがいたことにしてもいいわけです。


Q.23 指輪世界のエルフというと、裂け谷や闇の森に住んでいるイメージが強いです。TRPG版のキャラクターで使えるのは「リンドンのエルフ」とのことですが、これらのエルフには住んでいる場所以外にどのような違いがあるのでしょうか?(すぎの子さんからの質問)

A.23 リンドンおよび闇の森のエルフは、一度も西方に渡ったことのないエルフです(ギル=ガラド配下のものの一部はリンドンに残っていたかもしれませんが)。それに対して裂け谷やロスロリエンは、いちど西に渡ってから戻ってきたノルドール族が支配している地域です。西に行ったエルフは「顔に神々の光が照っている」といった描写が原作にあったかと思います。とはいえ、住民には同じく西方に行っていない者たちも多くいるようなので、キャラ付けは「誰に臣従しているか」「ノルドなのか」くらいでよいのではないでしょうか。


Q.24 一つの指輪RPGは「ホビット」の約20年後。
スターターセットのプレロールドPCのロベリアは未婚です。
「旅の仲間」冒頭、ビルボはスプーン紛失はサックビルのロベリアの仕業だと推測しています。既婚が自然だと思うのですが、何故未婚設定なのでしょうか。
ご教示くださいませ。(帽子屋/積みゲー消化したいさんからの質問)

A.24 ぶっちゃけ、RPGの作者に聞いてくださいという話なんですが(笑)、説明を考えますと……『ホビットの冒険』の末尾では「ビルボのいとこにあたるサックビル・バギンズ一家のものが」とあり、ロベリアが含まれるか明示されていません。あえて整合性をつけるなら、このころロベリアはオソの婚約者あたりの役どころで、ビルボはのちにロベリアの強欲さから「首謀者」扱いにしたのではないでしょうか。
もしくは、「ホビット」と「指輪物語」の執筆には20年くらい間がありますので、トールキンが忘れていた、という可能性もなきにしもあらず(笑)。

『一つの指輪:指輪物語TRPG』翻訳チームの楯野さんより、以下の補足をお送りいただきました(2024年4月16日追記)。

 質問者の方が、ロベリアが既婚であるはずだとおっしゃっていたのは、おそらく『ホビットの冒険』の最後の章で、袋小路屋敷が自分たちのものになると喜んでいた「ビルボのいとこにあたるサックビル・バギンズの一家」がオソとロベリアであると考えたからでしょう。
 実はこの点について楯野は違う見解を持っておりまして、『ホビットの冒険』でビルボが袋小路屋敷に帰ってきた場面で登場した「ビルボのいとこにあたるサックビル・バギンズの一家」(Bilbo's cousins the Sackville-Bagginses)は、オソとロベリア夫婦でなく、ビルボの叔父であるロンゴ・サックヴィル=バギンズとその妻カメリアと息子のオソだったのではないかと思うのです。
 といいますのも、オソの生年はホビット庄暦1310年、ロベリアの生年は1318年ですので、ビルボが竜退治の旅から帰還したホビット庄暦1342年の時点でオソは32歳、ロベリアは24歳でしかありません。ホビットが成人と見なされるのは33歳ですから、ビルボの帰還の時点では未婚だったと考えるのが自然なのです。
 英語のcousinは日本語の“いとこ”と必ずしもイコールではなく、かなり広い意味での親戚や同族を指すことがあります。『指輪物語』の邦訳でcousinを“いとこ”と訳したことで実際の親族関係と異なる訳になってしまっている個所が散見されるのは御存知の通りです。ビルボにとってフロドは、父方の従甥孫(じゅうせっそん:いとこの孫)にして、母方の従甥(じゅうせい:いとこの息子)なのに「年下のいとこ」と訳されている個所などはその好例でしょう。『ホビットの冒険』におけるサックビル・バギンズの一家もその1つなのだと思うのです。(しかしまあ、そうするとロベリアは近い親族でもないのに袋小路屋敷に入り込んで銀のスプーンをくすねていたことになってしまいますが、『待ちに待った誕生祝い』でパーティーの翌日の午後に袋小路屋敷に群がってきたホビットたちの狼藉の数々を考えると、その程度は些細なことなのかも知れません)
 スターターセット付属シナリオの開始時点、つまりホビット庄暦1360年にロベリアとオソがまだ結婚していない設定になっているのは、二人の息子であるロソの生年がホビット庄暦1364年であることから、結婚の時期をそこから数年遡った時期と推測したためだと思われます。成人前に結婚して二十数年間子供ができなかったと考えるよりは、一人息子のロソが生まれる数年前に結婚したと考えた方が自然だというわけです。
 ホビット庄暦1360年の時点でロベリアは42歳、オソは50歳になりますが、この年齢まで結婚していないというのは、ホビットとしては特別に晩婚なわけではありません。『追補編』の『ホビット家系表』を見ると、ホビットは40~50歳で第一子をもうけることが多く、60歳を過ぎてから子供をもうけた例も確認できるからです。これはドロゴとプリムラも同様で、フロドの生年がホビット庄暦1368年ということから、彼らもホビット庄暦1360年の時点では未婚と考えられたのだと思います。
 もしかしたら、シナリオのデザイナーは、ドロゴとプリムラのいちゃいちゃだけでなく、ロベリアとオソの出会いとラブロマンス(あるいは袋小路屋敷を狙う同志の意気投合)を楽しむ機会をプレイヤーたちに与えたかったのかも知れませんね。


Q.25 「指輪物語TRPG」では、春と夏だと旅がしやすく、秋と冬だと旅がしづらいルールになっています(110ページ)。冬はともかく、秋は食糧の確保などもしやすそうですし、春と同じくらい旅がはかどってもいい気がするのですが、この世界の秋というのは厳しい気候なのでしょうか?(marauderさんからの質問)

A.25 これまたメタ的には、トールキンの時代のイングランドは10月にはもうめっちゃ寒かった(雨は降らずカラカラの寒気)はずなので、「秋」の概念自体が異なるかと思います(たかだか20年前でも10月は寒かったです)。
おそらく中つ国での収穫は(かつてのイングランドと同じく)7月から10月くらい(カブなどの根菜類はもう少し後)ではないかなあと思われますので、保存食が手に入りやすくはあるでしょうが、旅はみんなしたくないんじゃないかなあ。まして冬になったら雪で旅なんてまったく無理。だからそんな季節でも各地に出向いて戦ったり、ホビット庄を守ったりしていた野伏たちはえらいのです……。
※ここからは配信で語られなかった新規の質問です。

Q.26 『ロード・オブ・ザ・リング』の映画に登場したガラドリエルは知的で思慮深く神秘的なイメージで描かれていたと思いますが、『力の指輪』に登場する若いころの彼女はとても気性が激しく人間のような描かれ方をしています。
これはドラマ化にあたって視聴者が感情移入しやすいように原作の設定を変えているという感じなのでしょうか?
それとも彼女の若いころにはあのように感情を常に表に出しているような時期の描写があったのでしょうか?(ホビージャパン社員からの質問)

A.26 ガラドリエルは、エルフの太古の祖であるフィンウェの息子フィナルフィンと、オルウェの娘エアルウェンの娘として西方の地で生まれました。父親は彼女をアルターニス(高貴なる乙女)と名付けた一方、母親はネルウェン(男乙女)と呼びました。彼女はエルフの男性と比べても遜色ない身長で戦にも優れ、ノルドールの離反(神々に逆らっての中つ国への移住)に当たっても指導者として同行しています。
ちなみに私は『指輪物語』の登場人物ではガラドリエルさまが一番好きです。カッコいいから。それはともかく、『指輪物語』のはるか前の時代では彼女は大変自尊心が高く、かつ自分が生まれた地の外を見てみたいという強い欲求があったとのことです。まあそんな感じなので気性は激しかったのでしょうね……。


Q.27 『力の指輪』でもう一つ、背の高い謎の魔法使いが登場してシーズン1では最後まで正体は明らかになりませんでしたが、サウロンなのか、まさかのガンダルフなのかと話題になりました。
今年の末ごろにシーズン2が始まるとの事で、そこで正体が明らかになると思われますが、先生の考察はいかがでしょうか?(ホビージャパン社員からの質問)

A.27 The Strangerのことでしょうか……。『指輪物語』でのメリーへのセリフそのままを話していたりするところから、オローリン(マイアとしてのガンダルフの名)である可能性は高そうです。これは批評文からのパクリですが、役者さんの演技は『ロード・オブ・ザ・リング』のイアン・マッケランを意識しているとのこと。
いっぽうでガンダルフが中つ国へ来るのは第三紀。第二紀に来ているとなると、「東方」へと赴任した二人の「青の魔法使い」のどちらかである可能性もありますね。でもサウロンではない、と見せかけて、いったん身体と記憶を失ったサウロンが再び爆誕!というストーリーもあり得ますので、可能性はいくつかあります。けっこう背景設定が変えられていますから、「よく分からん。刮目して待て!」としか言えません。


Q.28 中つ国の生物、人種に関して先生のご意見をお聞かせ下さい。
トールキン神話にはマイアやエルフ、人間が動物に姿を変える物語があります。
サウロンは狼に変身しますしベレンは狼の皮、ルシエンはコウモリの皮を身にまとって変装(変身)します。エルウィングは白い鳥に変身しました。
サウロンについてはマイアとしての力、ベレンとルシエンについては皮を利用した魔法だろうと思えます。エルウィングの変身はマイアの血筋、またウルモの力によるものでしょうか。
第三紀後半「ホビット」において熊に変身する人間ビヨルンが登場しますが、彼の変身能力は前者とは異なるもののように思われます。
文献によっては「熊人族」と訳語があてられ、一族の中にはビヨルンのようにクマに変身できるものもいるようですので種族の遺伝的能力のようです。
彼らは何故このような能力を持っているのでしょうか。
彼らのルーツに理由があるのでしょうか。
先生のご意見をお聞かせください。(帽子屋さんからの質問)

A.28 また難しい問題を……。
これはトールキンが基にしているヨーロッパ各地の神話の影響、というのがメタ的な回答となりますね。人狼(werewulf)はヨーロッパでは中世初期から見られる伝説で、たぶんある程度の「魔力(トールキンの世界ではそんなのはないですけど)」があれば変身できるのでは。ベレンとルシエンはその分を皮という言わば「アイテム」で補っているとは解釈できます。
エルウィングは……名前の意味は「星のしぶき」ということですが、英語的には「翼」という意味が読み込めることと、これは個人的な意見ですけどアンデルセンの「白鳥の王子」の影響もあるのではないかと思っています。
ビヨルンについては、これが古英語で「熊」という意味で、しばしば熊をモチーフとする英雄の名に使われていたという背景があるのでしょう(最近、研究者のジョン・ガースがこのあたりの固有名詞についてブログを書いています)。『指輪物語』世界でのビヨルンの出自は知らん(笑)。


Q.29
・灰色港、フォルロンド、ハルロンドはどのような都市なのでしょうか。
 アルセダイン滅亡後は人間もほとんどこず、ドワーフの館が少しある程度のようですので、交易やお店などは少なそうな気がします。
 町の様子や規模感、(灰色港以外の)統治者※など知りたいです。
 ※リンドン全体の統治者がキールダンであることは資料でわかるのですが、離れた場所にあるフォルロンド、ハルロンドには権限を代行するものが必要なのではと思いました。
・リンドンのエルフたちは主にどのあたりで暮らしているのでしょうか。
 山脈沿いの森林に多いのか、沿岸部にいるのか、あるいはほとんど3都市に住んでいるのか、などが知りたいです。
・キールダンには親族はいないのでしょうか。
・キールダンがエルロンドの会議に派遣した「ガルドール」とは何者なのでしょうか。(ほりびさんからの質問)

A.29 知らねーよ! というわけにも行きませんので考えてみます。
基本的には灰色港を含め、港・造船の町でしょう。ということは山脈沿いでの林業に従事するエルフもいたはず。木こりのエルフって現在ではあんまり想像できませんが、もともと海にこがれていた種族ですから、きっと木も切っていたことでしょう。これに当たってドワーフが協力していたかは……斧を持っているというイメージのみなので分かりませんが、ひょっとしたらいたかも。これも交易ですね。
フォルロンド、ハルロンドにはおそらく「代官」的な統治者がいたはずですけれど、たぶん原典では触れられていません。憶測を重ねるならば、ギル=ガラドに付き従っていたノルドールの誰かではないかと思いますが、「最後の同盟」でもしすべてのノルドールがリンドンを去ったとするならば、キールダンに近しいテレリの有力者ということになるでしょう。ヌメノールが沈んでからは交易の対象はゴンドールとかドル・アムロス(ガラドリエルが作ったところだし)だと思われます。
キールダンの親族はさっぱり分かりません……。エルロンドの御前会議にいたガルドールですが、トールキン先生ははじめゴンドリンのガルドールと同一人物と考えようとした模様ながら、ちょっと無理があるので考え直したようです。別人ということで。そこで先ほどの質問と結び付けて、ガルドールがキールダンの子どもというのはどうでしょうか。確証も反証もないし。

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『指輪物語』に描かれたさびし野、別名エリアドールの地域設定本であり、諸地域の解説やNPC紹介、今後“起こり得る未来”を構想するための物語的要素などがたっぷりと書かれています。
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